親知らず抜歯の費用と痛み|保険適用から医療費控除まで完全ガイド

親知らずの抜歯を検討しているけれど、費用や痛みが気になって踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

実際、診療の現場でも「抜歯にはいくらかかりますか?」「痛みはどのくらい続きますか?」といったご質問を頻繁にいただきます。

親知らずの抜歯費用は、生え方や治療の難易度によって大きく異なります。保険適用の場合、まっすぐ生えている親知らずであれば2,000円程度で済むこともありますが、横向きに生えていたり骨に埋まっていたりする場合は10,000円程度かかることもあります。

この記事では、大学病院で多くの親知らず抜歯を経験してきた歯科医師の視点から、費用の内訳や保険適用の条件、痛みの期間や軽減方法、そして医療費控除の活用法まで、抜歯前に知っておきたい情報を詳しく解説します。

目次

親知らず抜歯の費用相場|生え方別に解説

親知らずの抜歯費用は、歯の生え方によって大きく変わります。

まっすぐ生えている親知らずの場合、抜歯は比較的簡単で、保険適用で約800円程度です。治療時間も10分前後で終わることが多く、患者さんの負担も少なくて済みます。

一方、横向きや斜めに生えている親知らずは「難抜歯」に分類され、費用は1,500円〜3,000円程度になります。歯茎を切開したり、歯を分割して取り出したりする必要があるため、治療時間も30分〜60分程度かかります。

さらに、完全に骨の中に埋まっている「骨性完全埋伏歯」や「水平埋伏歯」の場合は、最も難易度が高く、費用は3,500円〜10,000円程度となります。骨を削る必要があるため、治療時間も30分以上かかることが一般的です。

親知らず抜歯の費用相場と生え方の違いこれらの抜歯費用に加えて、初診料や再診料、レントゲン検査費用(約1,000円)、CT検査費用(約3,500円)、痛み止めや抗菌薬などの薬代(約1,500円)が別途必要になります。

大学病院では、難症例の親知らずを数多く診てきましたが、事前のCT検査で神経との位置関係を正確に把握することで、安全かつ確実な抜歯が可能になります。

出典ひだまり歯科医院「親知らずの抜歯費用はいくらくらい?保険適用&医療費控除の条件を詳説」より作成

保険適用の条件と自費診療になるケース

親知らずの抜歯は、基本的に健康保険が適用されます。

保険が適用されるのは、痛みや腫れがある場合、親知らずが原因で虫歯や歯周病になっている場合、歯並びに悪影響を与えている場合、嚢胞が形成されている場合などです。つまり、治療を目的とした抜歯であれば保険診療となります。

一方、矯正治療のための抜歯は自費診療となることが多く、費用は11,000円程度かかります。矯正器具がついている方が親知らずを抜く場合、全ての矯正器具を外してから来院すれば保険診療で対応できますが、器具をつけたままの場合は矯正抜歯として自費診療になります。

健康保険に加入していない場合

海外転勤などで日本の健康保険に加入していない場合、すべての歯科治療が自費診療となります。本来であれば保険適用で一部負担で済むはずの親知らずの抜歯が、全額実費となるため、処置内容にもよりますが20,000円〜30,000円程度かかることがあります。

静脈内鎮静法を希望する場合

痛みや恐怖心を軽減するために静脈内鎮静法を使用する場合、自費診療となることがほとんどです。

費用は6,000円〜30,000円程度で、この費用に加えて抜歯の処置代が別途かかります。静脈内鎮静法は、血管の中に麻酔薬を打つため、うたた寝のような状態になり、痛みを感じにくくリラックスして治療を受けられます。

当院では、他院よりも安価な静脈麻酔を提供しており、歯科治療に強い恐怖心がある方にも安心して治療を受けていただけます。

抜歯後の痛みと腫れ|期間と軽減方法

親知らずを抜歯した後、多くの方が気にされるのが痛みと腫れです。

抜歯後1時間前後で麻酔が切れ始め、徐々に痛みが出てくる方が多いです。痛みへの感受性や抜歯した箇所の状態にもよりますが、症状が消えるまでには7〜10日前後かかります。

親知らず抜歯後の痛みと腫れの経過腫れについては、抜歯後24〜36時間前後が頬の腫れのピークといわれています。抜歯の約12時間後から腫れ感が出始め、おおよそ7〜10日かけて腫れは落ち着いていきます。

痛みを軽減するための方法

抜歯後の痛みを軽減するために、当院では以下のような配慮をしています。

  • 表面麻酔から丁寧に実施・・・注射時の違和感を最小限に抑えます
  • 痛み止めの適切な処方・・・抜歯後の痛みに備えて鎮痛剤を処方します
  • 抜歯後の腫れや痛みに配慮した処置・・・テルプラグ(5,980円)などを使用して治癒を促進します

大学病院での経験から、抜歯中の痛みはもちろん、抜歯後の腫れや痛みにも最大限配慮した処置を徹底することで、患者さんの負担を大きく軽減できることを実感しています。

出典歯のアンテナ「親知らずの抜歯費用はいくら?保険と自由診療の違いについても解説」より作成

医療費控除の活用法|親知らず抜歯も対象に

親知らずの抜歯にかかった費用は、医療費控除の対象となることがあります。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費の総額が10万円以上(総所得金額等が200万円未満の場合は、総所得金額等の5%の金額)を超えた場合、確定申告で手続きをすると税金の還付が受けられる制度です。

医療費控除の仕組みと申請方法医療費控除の対象となる費用

親知らずの抜歯に関連して、以下の費用が医療費控除の対象となります。

  • 親知らずの抜歯費用
  • 通院にかかる交通費(公共交通機関のみ)
  • 処方された薬代
  • 麻酔代
  • 必要に応じた入院費用

ただし、自家用車で通院した場合のガソリン代や駐車場代は医療費控除の対象外となりますので注意が必要です。

医療費控除の計算方法

医療費控除額は以下の計算式で求められます。

(実際に払った医療費の合計金額 − 保険金などで補填される金額)− 10万円(または総所得金額等の5%)

生計を一つにしている家族全員分の医療費を合算できるため、家族の医療費も含めて計算しましょう。医療費控除の申告期間は、翌年の2月16日〜3月15日までです。

確定申告書と医療費控除の明細書を税務署に提出することで、所得税の還付と住民税の軽減を受けることができます。

出典国税庁「No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例」より作成

複数本の親知らずを抜く場合の費用とメリット

親知らずを複数本抜歯する場合、別々に抜くよりも費用面でメリットがあります。

2本同時に抜歯する場合、基本的に1本あたりの費用×2で計算されますが、レントゲン撮影費用や診察料が1回分で済むため、総額を抑えられます。生え方にもよりますが、2本同時の抜歯では保険診療の場合4,000円〜12,000円程度の費用となります。

4本まとめて抜歯する場合は、診察料や検査費用が1回分で済むため、さらに総額を抑えられます。保険診療の場合、4本まとめて抜歯すると8,000円〜20,000円程度の費用となります。

初診当日の抜歯や2本同時抜歯に対応

当院では、初診当日の抜歯や2本同時抜歯に対応しており、何度も通院する時間がない方や一度で治療を終えたい方のニーズに応えています。

仕事や学業で忙しい方にとって、通院回数を削減できるのは大きなメリットです。ただし、一度に複数本を抜歯する場合は、身体的な負担も大きくなるため、静脈内鎮静法の使用をお勧めすることもあります。

親知らず複数本抜歯のメリットと注意点治療前にはCTなどを用いた精密検査を実施し、画像や説明を通して分かりやすく治療計画を提示するため、患者さんは抜歯の必要性や処置内容をしっかり理解した上で治療を進められます。

出典予防歯科サーチ「親知らず抜歯の費用相場:本数別・治療法別の料金を徹底解説」より作成

アーバン歯科・矯正歯科 大宮ラクーン院での親知らず抜歯

さいたま市大宮エリアで親知らずの抜歯を検討している方にとって、アーバン歯科・矯正歯科 大宮ラクーン院は安心して相談できるクリニックです。

当院の最大の特徴は、患者さんの不安や痛みに最大限配慮した治療体制を整えている点です。口腔外科学会会員が多数在籍しており、専門的な知識と経験を持つドクターが対応します。

難症例にも対応可能

横向きや埋伏といった難症例の親知らず抜歯にも対応可能で、通常であれば大学病院への紹介が必要なケースでも院内で完結できる場合があります。これにより、仕事や学業で忙しい方の通院負担を軽減できます。

料金体系

当院の親知らず抜歯の料金は以下の通りです。

  • 自費初診料・・・3,300円
  • パノラマ撮影・・・5,500円
  • 矯正抜歯・・・11,000円
  • テルプラグ・・・5,980円
  • CT撮影・・・11,000円(横向き、神経に近い親知らず、上顎洞に近い親知らずなどが対象)

矯正器具がついている方は全員矯正抜歯となります。保険での診療を希望の方は、全ての矯正器具を外してから来院する必要があります。

アクセスと診療時間

大宮駅から徒歩1分という好立地で通いやすさに優れており、予約なしでの来院にも対応しているため、急な痛みやトラブル時にも頼れる存在です。

平日と土曜日は19時まで、日曜日は月2回9:30〜13:30まで診療しています。

500件の口コミがあり、患者さんからは担当医師や歯科衛生士の優しく丁寧な対応、受付スタッフの感じの良さ、医院全体の静かで落ち着いた居心地の良い雰囲気が評価されています。

まとめ|親知らず抜歯は早めの相談を

親知らずの抜歯費用は、生え方や治療の難易度によって2,000円〜10,000円程度と幅があります。

保険適用の条件を満たせば、費用を抑えて治療を受けることができます。また、医療費控除を活用することで、実質的な負担をさらに軽減することも可能です。

抜歯後の痛みや腫れは7〜10日程度続くことが多いですが、適切な処置と痛み止めの処方により、負担を最小限に抑えることができます。

親知らずの抜歯を検討している方は、早めに歯科医院で相談することをお勧めします。

当院では、事前カウンセリングで治療方針の詳細を説明し、途中経過についても十分な説明を提供するため、患者さんは安心して治療を受けられます。痛みが怖い方、難しい親知らずと診断された方、できるだけ少ない通院で治療を終えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

アーバン歯科・矯正歯科 大宮ラクーン院

大宮駅から徒歩1分|予約なし来院可能|口腔外科専門医在籍

お気軽にお問い合わせください。

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